こんにちは。スタッフ2号です。
今回は介護施設で勤務経験のある私が、改めて介護現場の人手不足について考えてみました。
そもそも、人手不足で困ることとはなんだろう?と考えると
「一人当たりの業務量が増える」
これではないでしょうか?
一人当たりの業務量が増えると
・いくつかの役割や作業の掛け持ちをしないといけなくなる
・時間内に終わせないとと、焦りが出てミスや事故に繋がる
・勤務時間内に終わらず残業になり疲弊する
といった困ることが出てきます。
これらを介護現場で考えてみると
例えば、今日はフロアリーダーの役割だけど入浴に人員が足りていないから入浴も掛け持ちでやるよ。
フロアリーダーが入浴介助中は、他のフロアのリーダーが掛け持ちで2つのフロアを見るよ。
と、このような掛け持ちの連鎖になり、リーダーという責任者の目が少なくなってしまう状態が出来てしまったり、記録業務をしながら見守りをするといった掛け持ちで作業を行い、記録で目を離した時に転倒事故が発生。など掛け持ち業務や作業は、危険が潜んでいます。
また介護施設は、起床から就寝まで1日のスケジュールが時間で決まっています。
そのため人手不足の中、食事の時間に間に合わせないと!と焦りが出たり、業務の短縮として本来するべきの業務(例えば陰洗や嚥下体操のカットなど)を省いてしまうという可能性が出てきます。
人手不足は職員の負担はもちろん、ケアの質低下にも繋がると思います。
この人手不足を解消するため、特定技能の外国人人材が注目されています。
また、ICT導入や介護ロボットなどで業務の業務効率も進んでいるようです。
3月16日の社会保障審議会(介護給付費分科会)では、労働環境等の改善で上記のようなことにも触れられていました。介護を取り巻く環境がどんどん改善されることを願い、私も特定技能の支援に力をいれていきたいです。